旧市街リヨンには、住宅の中をまっすぐ通り抜ける不思議な通路があります。トラブールと呼ばれるこの抜け道は、絹織物の商人たちが大切な布を雨に濡らさず工房から川辺まで運ぶために造られたもの。街そのものに秘密の通路網が張り巡らされている——宝探しの舞台として、これほどふさわしい街はありません。
二つの高さを持つ街を巡る
この宝探しは全12スポット、街の二つのレベルをめぐります。川沿いの低地と、フルヴィエールの丘の上。途中には、トラブール・デュ・ヴィユー・リヨン、ルイ14世の騎馬像が立つ広大なベルクール広場、そしてゴシック様式のサン・ジャン大聖堂が待っています。大聖堂の中では、ヨーロッパ最古級の天文時計が今も月と星の位置を刻み続けています。目を凝らして観察したくなる細部こそ、宝探しの醍醐味です。
遊び方はシンプル
スマートフォンでルートを開き、スポットからスポットへ歩くだけ。各スポットでその場所の物語を読み、謎解きに挑戦します。答えはその場の風景の中に隠されています。時計の文字盤、壁の装飾、見過ごしそうな通路の入口——普段なら素通りする細部に、自然と目が向くようになります。どこでどんな謎が出るかは、遊んでのお楽しみ。
ローマ劇場からミニチュアの世界まで
このルートの魅力は、スポットごとの落差にあります。ガロ・ロマン劇場の石段に立てば、リヨンがルグドゥヌム——ガリアの首都——と呼ばれた時代に、数千人のローマ人が観劇した場所を足の裏で感じられます。その少し先には、丘の中に埋め込まれたコンクリート建築のリヨン・フルヴィエール ガロ・ロマン博物館。そして映画・ミニチュア博物館では、映画の小道具と、虫眼鏡が欲しくなるほど精巧なミニチュアの情景が並びます。
実用情報
ルートは約4.5キロ、12スポットで、所要時間はペースにもよりますが2時間ほど。フルヴィエールへの上り坂はかなり本格的です。このウォーキングツアーは無料でプレイできます。CityWalkGemsアプリでリヨンの宝探しを始めて、街の秘密を解き明かしてみてください。

