ローザンヌの旧市街は狭く、見どころは大聖堂を中心に半径数百メートルに収まっているので、時間よりも坂の上り下りをどう省くかがポイントになります。大聖堂、パリュ広場、木造の大階段——主要な見どころを、無駄な上り下りをしない順番でつなげば、モデルコースの前半としてもそのまま使えます。
まずは一番上から:ローザンヌ大聖堂
旧市街歩きは、街の一番高いところに建つゴシックの傑作、ローザンヌ大聖堂から始めるのが正解です。壮麗なバラ窓を眺め、内部の静けさをひと呼吸してから坂を下り始めれば、あとは基本的に下りだけ。ここでは今も夜警が毎晩時刻を告げており、何世紀も続く伝統が生きています。テラスからはレマン湖方面の眺めも開けます。
木の大階段を下りてパリュ広場へ
大聖堂とパリュ広場をつなぐのが、屋根付きの木造大階段(エスカリエ・デュ・マルシェ)です。石畳の坂道と並行して走るこの階段は、それ自体が旧市街でいちばん絵になる場所のひとつ。下りきった先のパリュ広場には正義の女神の噴水と市庁舎があり、毎正時にはからくり時計の人形が動き出します。広場周辺はカフェが多く、休憩にもちょうどいい中間地点です。
坂の街の歩き方のコツ
ローザンヌは高低差の大きい街なので、旧市街は「上から下へ」の一方通行で組むのが体力的にいちばんラクです。大聖堂 → 大階段 → パリュ広場と下ったら、そのまま西へ少し歩けばリュミーヌ宮殿、さらに進めばモンブノンの展望台へと自然につながります。逆回りにすると同じ道がすべて上りになるので、朝の元気なうちに高いところを済ませてしまいましょう。
実用情報
旧市街の核心部だけなら徒歩30〜45分、大聖堂内部や広場での休憩を入れても半日かかりません。石畳と階段が多いので歩きやすい靴が安心です。この旧市街ルートは、ローザンヌ全体を巡る1日モデルコースの前半部分としてそのまま組み込めます。道順に沿って謎を解きながら歩きたい人には、アプリ「CityWalkGems」のローザンヌ散策がおすすめです。

