ローザンヌほど「宝探し向き」の地形はなかなかありません。司教館の建つ高台から石畳の坂を下り、広場を抜け、また美術館の丘へ。高低差そのものが仕掛けになっていて、上り下りのたびに視界が変わり、見落としていた細部が手がかりとして浮かび上がります。
坂と時計とバラ窓——手がかりは街のなか
このルートでは、荘厳なネオルネサンス建築のリュミーヌ宮殿、バラ窓で知られるゴシックのローザンヌ大聖堂、パリュ広場の正義の泉と市庁舎のからくり時計、そして新アート地区プラットフォーム10の州立美術館(MCBA)が謎の舞台になります。どの場所でどんな問いが待つかは伏せておきますが、答えはいつも目の前の建物や広場そのものに隠れています。普段なら通り過ぎる彫刻の細部やファサードの装飾を、真剣に「読む」ことになるはずです。
遊び方はシンプル
スマートフォンのブラウザでルートを開けば、その場で始められます。インストールする物は何もなく、8つのスポットを順にめぐりながら、各所で短い物語と謎がひとつずつ。スタート地点は、かつての司教館を利用したローザンヌ歴史博物館です。
歩く量の目安
全長は約3.5キロ、標準で1〜2時間。ただし坂の街なので、平地の3.5キロより少し歯ごたえがあります。途中に1キロ近い長めの区間がひとつあるため、そこは景色を楽しむ移動時間と割り切るのがコツです。
友人同士の変わり種のお出かけにも、二人の午後にも、家族の挑戦にも。ローザンヌのこのルートは無料でプレイできるので、まずは最初の謎だけ試してみて、街がゲーム盤に変わる感覚を確かめてください。

