1日しかないなら、高いところから始めて下る——ローザンヌ攻略はこれに尽きます。旧市街は丘の上、新しいアート地区は駅の近く。午前を歴史に、午後を眺めと現代アートに振り分ければ、約3.5キロの徒歩ルートが無理のない一日になります。
午前:司教館の丘と旧市街
スタートはかつての司教館、ローザンヌ歴史博物館。ここのテラスからの街と湖の眺めが、その日の「地図代わり」になります。坂を下ってパリュ広場へ——正義の泉のある広場で、毎正時に市庁舎のからくり時計が動きます。時報に合わせて着くのがおすすめ。そこからネオルネサンスの威容を誇るリュミーヌ宮殿を経て、午前の締めはゴシックのローザンヌ大聖堂とバラ窓です。
昼:パリュ広場界隈
旧市街とパリュ広場の周辺は飲食店が密集していて、昼をはさむならここが便利。ルートのちょうど中間にあたるので、午後の下り坂に備えてゆっくりどうぞ。
午後:パノラマから現代アートへ
モンブノンのエスプラナードでレマン湖とアルプスの大パノラマを浴びたら、仕上げは新アート地区プラットフォーム10。州立美術館(MCBA)とデザイン美術館MUDACが並び、中に入るなら入場料、建築と広場だけなら無料です。
時間配分の目安
歩行そのものは1〜2時間。美術館1〜2館とランチを足すと、朝10時に出て夕方までのちょうどいい一日になります。ルートはブラウザで無料でプレイでき、8つのスポットが上記の順路で案内してくれます。
夕方、駅へ下る坂の途中で振り返ると、朝いた大聖堂の丘が高く見えるはず。その高低差こそ、ローザンヌを1日歩いた証拠です。

